2015.12
 

 


File number 005

イースター島のモアイ

イースター島のモアイ像。誰もが知っている巨大石造だ。
大きさは3.5m、重量20トン程度のものが多いが最大級のものは20m、重量は90トンにも達するという。
島内には建造中に放置されたものも含め約900体ある。
現在、アフに立っている約30体のモアイは、近代以降に復元されたもの。

多くの人が知っているモアイ像は頭だけ、または胸あたりまでである。
有名なモアイ像は火山の斜面に肩まで埋まっていて、その約150体のモアイ像がイースター島のすべてのモアイとして撮影されることが多いからだ。

ところが、アメリカ人のジョー・アン・ ヴァン・ティルバーグ博士率いる「Easter Island Statue Project(EISP、イースター島モアイ像プロジェクト)」が、2011年末から2012年にかけて実施した第5次調査で、このモアイに衝撃的な新事実が発見された。

なんと、首や胸の位置まで土で覆われているモアイの一部には、地中に巨大な胴体が隠れているものがあるというのだ。
モアイの下を掘ってみると胴体があり、足までもあったのだ!
しかも背中には模様までが彫られていた。

この発掘でモアイの謎が解明されるかもしれない。

●詳しくはイースター島の彫像プロジェクトを→http://www.eisp.org/