2016.7
 

 


File number013

14万年前、何者かがフリギア・バレーを駆け抜けた!
14万年前の車輪の跡

中央トルコを南北にまたがるフリギア・バレー、ここには化石化した車輪の跡が残っている。

ロシアの地質学者アレキサンダー・コルチピン博士は(モスクワ国際インディペンデント大学・自然科学科学研究センター・ディレクター)、3人の同僚とこのわだちを視察に訪れ詳細な調査を行った。

博士によれば、車輪の跡が残る岩は火山灰が長い時間をかけて固まった火山岩だという。

「火山岩の年代測定方法はよく研究されています。地質学者として、私は確かにこの火山岩は12〜14万年前のものだと断定します。当時は泥地だったフリギアの谷で戦車でドライブした”何者か”がいるようです。それは人類に限りません」

荒れた大地に残されたわだち同士の間隔は常に同じ距離を保ち、それは自動車の強固な車軸によるものである。

車軸が地面をこすった痕も残されていた。
馬の足あとが無いため馬が引っ張る戦車でもなく、エンジンを積んだ自動車のようだ。
「車輪の幅は現代のものとほぼ同じくらいですが、現代のトラックよりも深いわだちが残っている」と博士は語る。
この発見はこれまでの考古学を覆すことになりかねません。
この問題はアカデミックな考古学からは無視されることになるでしょう。