-バチカンのタイムマシン- クロノバイザーとは、1950年代に博学の聖職者でエクソシストであるペッレグリーノ・エルネッティ神父は、過去の人々の音や出来事の光景は、エネルギーの形としてずっと存在し続けており、もしそれらがうまく検出できる可能性を探るプロジェクトをたちあげました。 ※ペッレグリーノ・エルネッティ神父 エルネッティを始め、ノーベル賞物理学者のエンリコ・フェルミ、ロケット技術開発のパイオニアであったヴェルナー・ブラウンらを含む12人の科学者によって、開発されたタイムマシンです。
※BBC-TVが放映したクロノバイザーの画像 これを持って物理的に旅行することはできませんが、過去の映像を映し出すことができる装置と言われています。 クロノバイザーの存在が世界中に知られたのは、2002年にフランソワ・ブリュヌ神父が出版した著書、『Le nouveau mystere du
Vatican 』(The Vatican’s New Mystery)(新・バチカンの謎)によってその存在が知られることになりました。
ブリュヌ神父は、著書の中で、同じ聖職者として1960年代からエルネッティ神父と親交があり、エルネッティから、このクロノバイザーを使って「キリストの受難」や、ローマ時代の戯曲家のクイントゥスエンニウスが手掛けたものの、断片しかスクリプトが残っていない幻の戯曲『ティエステス』の劇場上演を、目の当たりにした話を聞かされたといいます。 クロノバイザーの形状は、家具のキャビネットのような外観と大きさで、スピーカーと、ブラウン管のモニターが装備されていて、ボタンやレバーが配置されたチューナーを操作することで、クロノバイザーは、特定の時代にチューニングし、その時代の残留電磁放射を検出し、それを画像と音声に変換する事ができるのです。 エルネッティのチームは、その発明をピウス12世に伝えました。 世界中のあらゆる場所と、時間にチューニングできるクロノバイザーは国家機密を暴露したり、脅迫に使われたりする強力な武器として使用される可能性があると懸念し、ローマ教皇はこの機械の解体を命じました。 1972年にイタリアの雑誌「ル・ドメニカ・デル・コリエレ」にクロノバイザーの記事が掲載されました。
エルネッティ自身が撮った写真が、いくつか流出しましたが、再びクロノバイザーは世間の目から消え、2002年のフランソワ・ブリュヌ神父の著書で、エルネッティとの関係を記録し、より詳細な情報を含むバチカンの新たな謎を出版するまで、すべての情報は教会によって隠蔽されてしまいました。 ペッレグリーノ・エルネッティ神父は1994年になくなるまで、クロノバイザーは本物であると誓った公開書簡を公開しました。 フランソワ・ブリュヌ神父も2019年に亡くなるまでクロノバイザーは存在し、現在もバチカンは危険な科学発明を所有していると主張しました。
超常現象ジャーナリストのジョン・チャンバーズによれば、クロノバイザーは確実にバチカンに存在し、過去を“見る”性能を現在もまだ有しているということですj。 ■クロノバイザーの信憑性について・・・ クロノバイザーの存在を裏付ける科学的証拠は一切ありません。 そして・・・・・・・・! エルネッティ神父が撮影したとされるキリストの写真は、ウンブリア州コッレヴァレンツァの教会のポストカードと類似点があり、教会に安置されているキリスト像を撮影したものと指摘されています。 更にこの写真は、ドイツの芸術家ヨハネス・ラファエル・ベラによる、小麦畑の中のイエスと呼ばれる、絵画の複写です。 最後に、クロノバイザーが開発されたと言う、1950年より前の1947年に出版されたSF小説があります。 バチカンが所有するとされる、クロノバイザーに似ているのが興味深いところです。
クロノバイザーの謎は、永遠の謎として、歴史の闇に葬られたのでしょうか?それとも、再び世の中に現れる時が来るのでしょうか?
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