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-バチカンのタイムマシン-
クロノバイザー
"Chronovisor

クロノバイザーとは、1950年代に博学の聖職者でエクソシストであるペッレグリーノ・エルネッティ神父は、過去の人々の音や出来事の光景は、エネルギーの形としてずっと存在し続けており、もしそれらがうまく検出できる可能性を探るプロジェクトをたちあげました。

※ペッレグリーノ・エルネッティ神父

エルネッティを始め、ノーベル賞物理学者のエンリコ・フェルミ、ロケット技術開発のパイオニアであったヴェルナー・ブラウンらを含む12人の科学者によって、開発されたタイムマシンです。

Enrico Fermi

エンリコ・フェルミ
(1901年9月29日-1954年11月28日)

イタリア、ローマ出身の物理学者。
統計力学、核物理学および量子力学の分野で顕著な業績を残しており、放射性元素の発見で1938年のノーベル賞を受賞している。
実験家と理論家との2つの顔を持ち、双方において世界最高レベルの業績を残した、史上稀に見る物理学者であった。(Wikipediaより引用)

Wernher Braun

ヴェルナー・ブラウン
(1912年3月23日-1977年6月16日 )

科学者であり、ロケット技術開発の最初期における最重要指導者のひとりである。
ドイツ人だが、第二次大戦後にアメリカ合衆国に移住し、研究活動を行った。
旧ソ連のセルゲイ・コロリョフと共に米ソの宇宙開発競争の代名詞的な人物である。(Wikipediaより引用)

※BBC-TVが放映したクロノバイザーの画像

これを持って物理的に旅行することはできませんが、過去の映像を映し出すことができる装置と言われています。

クロノバイザーの存在が世界中に知られたのは、2002年にフランソワ・ブリュヌ神父が出版した著書、『Le nouveau mystere du Vatican 』(The Vatican’s New Mystery)(新・バチカンの謎)によってその存在が知られることになりました。


ブリュヌ神父は、著書の中で、同じ聖職者として1960年代からエルネッティ神父と親交があり、エルネッティから、このクロノバイザーを使って「キリストの受難」や、ローマ時代の戯曲家のクイントゥスエンニウスが手掛けたものの、断片しかスクリプトが残っていない幻の戯曲『ティエステス』の劇場上演を、目の当たりにした話を聞かされたといいます。

クロノバイザーの形状は、家具のキャビネットのような外観と大きさで、スピーカーと、ブラウン管のモニターが装備されていて、ボタンやレバーが配置されたチューナーを操作することで、クロノバイザーは、特定の時代にチューニングし、その時代の残留電磁放射を検出し、それを画像と音声に変換する事ができるのです。

エルネッティのチームは、その発明をピウス12世に伝えました。

世界中のあらゆる場所と、時間にチューニングできるクロノバイザーは国家機密を暴露したり、脅迫に使われたりする強力な武器として使用される可能性があると懸念し、ローマ教皇はこの機械の解体を命じました。

1972年にイタリアの雑誌「ル・ドメニカ・デル・コリエレ」にクロノバイザーの記事が掲載されました。
記事のみだしは、過去を撮影する機械がついに発明された」と言うもので、クロノバイザーは解体されておらず、実際に機能しており、教会が住民の監視と管理をするために使用していたという噂があります。


エルネッティ自身が撮った写真が、いくつか流出しましたが、再びクロノバイザーは世間の目から消え、2002年のフランソワ・ブリュヌ神父の著書で、エルネッティとの関係を記録し、より詳細な情報を含むバチカンの新たな謎を出版するまで、すべての情報は教会によって隠蔽されてしまいました。

ペッレグリーノ・エルネッティ神父は1994年になくなるまで、クロノバイザーは本物であると誓った公開書簡を公開しました。

フランソワ・ブリュヌ神父も2019年に亡くなるまでクロノバイザーは存在し、現在もバチカンは危険な科学発明を所有していると主張しました。

超常現象ジャーナリストのジョン・チャンバーズによれば、クロノバイザーは確実にバチカンに存在し、過去を“見る”性能を現在もまだ有しているということですj。
この事実を知られないために、バチカンは細心の注意を払って外部には一切情報を漏らさないよう代々箝口令が敷かれているといいます。

■クロノバイザーの信憑性について・・・

クロノバイザーの存在を裏付ける科学的証拠は一切ありません。
バチカンがこのような高度な技術を開発していたという、確実な裏付けもなく、現時点では、バチカンのタイムマシン・クロノバイザーの存在は、あくまでもオカルトや陰謀論の域を出ていないのです。

その真相は、今後の研究や情報公開によって明らかになることを期待するしかありません。

そして・・・・・・・・!

エルネッティ神父が撮影したとされるキリストの写真は、ウンブリア州コッレヴァレンツァの教会のポストカードと類似点があり、教会に安置されているキリスト像を撮影したものと指摘されています。

更にこの写真は、ドイツの芸術家ヨハネス・ラファエル・ベラによる、小麦畑の中のイエスと呼ばれる、絵画の複写です。

最後に、クロノバイザーが開発されたと言う、1950年より前の1947年に出版されたSF小説があります。
アメリカのSF作家、T・H・シャーレッドの『E for Effort』は、あまり知られていませんが、『タイムカメラの秘密』(国土社)と題して何度も再版されています。
内容は、2人の男がタイムマシンを使って過去の歴史映画を作り、大成功を収める。
しかし、その技術が戦争に利用されることを恐れ、世界中にタイムマシンの設計図を広めようとする。
というものですが、この小説に登場するのが、過去に起こったすべての出来事を映像で映し出す、タイムビューアと呼ばれるタイムマシーンなのです。

バチカンが所有するとされる、クロノバイザーに似ているのが興味深いところです。

クロノバイザーの謎は、永遠の謎として、歴史の闇に葬られたのでしょうか?それとも、再び世の中に現れる時が来るのでしょうか?
謎は、私たちの心に残り続けるでしょう。