2017.5
 

 


File number020

-バチカンのタイムマシン-
クロノバイザー
"Chronovisor

人類の歴史上の出来事を時間を超えて自由に見ることを可能にする、バチカンが所有する映像系タイムマシン「クロノバイザー」。

クロノバイザーとは1950年代にキリスト教の聖職者が開発したといわれ、音声を発するスピーカーとブラウン管のモニターが装備されている。
ボタンやレバーが配置されたチューナーを操作することで、特定の時代にチューニングし、その時代の出来事をディスプレイ上に映し出して視聴することができるという。

はじめてクロノバイザーの存在が知られたのは、2002年にフランソワ・ブリュヌが出版した著書、『Le nouveau mystere du Vatican 』(新・バチカンの謎)によってである。

フランソワ・ブリュヌ神父は、著書の中で、このデバイスを使って「キリストの受難」や、共和政ローマ時代の幻の戯曲『ティエステス』の劇場での上演の模様が映し出されたことを関係者の話として伝えている。

超常現象ジャーナリストのジョン・チャンバーズによれば、クロノバイザーは確実にバチカンに存在し、過去を“見る”性能を現在もまだ有しているということだ。
この事実を知られないために、バチカンは細心の注意を払って外部には一切情報を漏らさないよう代々箝口令が敷かれているという。
特に邪悪な意図を持つ諸勢力の手に渡ることを最も警戒しているらしい。

『Le nouveau mystere du Vatican』の著者Francois Brune

1950年代に、イタリアの科学者・司祭であった ペッレグリーノ・アルフレド・マリア・エルネッティ(1925-1994)によって世界的に有名な12名の科学者とともに開発された。


ペッレグリーノ・アルフレド・マリア・エルネッティ

開発に携わった科学者のなかには、ノーベル賞受賞者のエンリコ・フェルミ、ロケット技術開発のウエルナー・フォン・ブラウンの二人がいる。

Enrico Fermi

エンリコ・フェルミ
(1901年9月29日-1954年11月28日)

イタリア、ローマ出身の物理学者。
統計力学、核物理学および量子力学の分野で顕著な業績を残しており、放射性元素の発見で1938年のノーベル賞を受賞している。
実験家と理論家との2つの顔を持ち、双方において世界最高レベルの業績を残した、史上稀に見る物理学者であった。(Wikipediaより引用)

Wernher Magnus Maximilian Freiherr von Braun

ヴェルナー・マグナス・マクシミリアン・フライヘア・フォン・ブラウン
(1912年3月23日-1977年6月16日 )

科学者であり、ロケット技術開発の最初期における最重要指導者のひとりである。
ドイツ人だが、第二次大戦後にアメリカ合衆国に移住し、研究活動を行った。
旧ソ連のセルゲイ・コロリョフと共に米ソの宇宙開発競争の代名詞的な人物である。(Wikipediaより引用)

1960年代初頭、エルネッティはローマカトリック教会の僧侶および企画者の立場でこのデバイスの開発に携わっていたことをフランソワ・ブリュヌに述べている。

●クロノバイザーの装置構成図

ペッレグリーノ・アルフレド・マリア・エルネッティがこのアイデアを思い付いたのは、ワイヤーレコーダーの調整を見てだ。
音声がワイヤーに記録されるように、 すべてのものが時間の経過とともに、その痕跡を周囲に残す、という理論だ。
その痕跡は謎のエネルギーによってアカシック・レコードに記録され、減衰はするものの恒久的に失われることはない」と考え、一度作られた光景と音の記録を取り出して再構成する装置がクロノバイザーだ。

クロノバイザーは、未知の金属の合金、接続された陰極線管、およびボタンとレバーのコントロールパネルで作られたアンテナを備えた大きなキャビネットとして説明されている。
「バチカンの新しい謎」によれば、ペッレグリーノ・アルフレド・マリア・エルネッティは、クロノバイザーは過去、未来の特定の時間、場所、さらには人を見て記録するようにプログラムできるという。

過去の出来事からの電磁放射残留物を処理することによって機能すると解説した。
エルネッティは、クロノバイザーと共に多くの重要な歴史的出来事を個人的に見てきたと言う。

フランソワ・ブリュヌは著書の中で、このデバイスを使って「キリストの受難」や、共和政ローマ時代の幻の戯曲『ティエステス』の劇場での上演の模様が映し出されたことを関係者の話として伝えている。

クロノバイザーが映し出したといわれるキリストの姿。


いったい何の目的で作らせたのか?

その存在について、英紙「The Daily Star」「EXPRESS」をはじめとする複数の海外紙が報じ、世界に衝撃が広がっている。


※BBC-TVが放映したクロノバイザーの画像