2020.03
 

 


File number 039

ノートパソコン・スマホの危険性

聞かれていますよ、見られていますよ。

2019年5月、中国の通信機器メーカー華為技術(ファーウェイ/ HUAWEI)の輸入禁止規制が世界に広がり始めた。
ファーウェイは中国人民解放軍や中国の情報機関との関係性があるとし、アメリカ政府機関などでファーウェイ製品の使用を禁止する措置がとられた。

さらにファーウェイの新端末「Mate 30」からはGoogle Playを含むGoogleサービスがプリインストールされず、利用もできなくなった・・・Googleアプリ使えなきゃ意味ないじゃん!。
これらは、ファーウェイとアメリカの間でのスマートフォンに関する貿易摩擦ではなくて、5Gの設備、基地局を中心とした通信インフラ事業から中国を締め出すのが目的。
インフラ事業を中国が独占したら・・・考えただけで恐ろしい〜〜世界は中国に支配されるかも、それでなくても戦わずしてジワジワ領土を広げている中国なんだから。

すでに日本の北海道も中国人に土地を買われている・・・この話は本題から外れるのでまたの機会に。

・・・で、ファーウェイのスマホは情報流出の可能性があるバックドアが仕込まれていると騒がれたが、その後どうなったんだろう?
日本政府もファーウェイの製品を分解したところ、ハードウェアに「余計なもの」が見つかったなどと報道されたが・・・・・余計なものってなんだったんだろう???
イギリスだったか?忘れたが(笑)
ファーウェイの件だけど調査結果によると、単に悪用可能なバグの可能性・・だとか。

しかし、いまさらなのである(笑)
ファーウェイ騒動以前から、携帯やパソコン、スマホなどインターネットを利用した時点で、メールや通話の内容は洩れているんだよね〜〜いまさら騒ぐほどの事じゃない!
メール、サイト閲覧の他、様々なアプリを利用することで個人情報が流出する危険性がある・・・。

登録した覚えのないサービスからメールなどが届くことがある。
自分のスマホやPCから情報を抜き取られたり、知人のスマホからアドレス帳が抜き取られ悪用されている可能性もあるかもしれない。
その他、Microsoft、apple、Google、Facebook、Twitter・・などの企業には確実に情報やメール内容は抜き取られている。

●聞かれてますよ

どこかの国の大型コンピュータが、あなたのスマホやPCのマイクを経由して話を聞いているとしたらどうだろう?
・・。

音声コマンドを使って照明や冷暖房空調設備などを操作できるAmazonの音声アシスタント「Alexa」が、家庭内の会話を勝手に録音して、遠く離れた知人に音声メールを転送したトラブルは有名だ。
・・・・・・・・アメリカ・オレゴン州に住むダニエル夫婦はアレクサをエアコンや電気、セキュリティシステムの管理に使っていたが、ある日 夫の部下から電話がかかってきた。

その部下は「アレクサの電源を抜いたほうがいい。ハッキングされている」と夫婦に伝えた。

さらに部下は、夫婦の会話を録音した音声ファイルを受け取ったと告げた。
「最初夫は『まさか、そんなことあるわけないだろう』と言いました。すると相手は『フローリングの話をしているでしょう』と言ったんです。私たちは『本当に聞かれていたんだ』と青くなりました」とダニエルさんは語った。


シアトルのローカルテレビ局KIRO 7の取材に応じるダニエルさん

夫婦はAmazonに連絡をして、何が起きているのか調べてもらった。
その後、調査をしたアレクサの担当者から連絡がきた。
担当者は音声ファイルが送信されていたことを認め、謝罪したという。・・・・・・・

この事件は言葉の聞き違いによるアレクサの誤作動が原因だが、スマホやPCのアプリには盗聴を目的とした悪意のあるアプリが存在する。
盗聴アプリには録音タイプと遠隔操作タイプの2種類がある。

★録音タイプは録音したデータをスマホ内に蓄積し、外部からそのデータを取り出す。
これはボイスレコーダーなどのアプリに仕込まれている。
電話をかけたり、かかって来た通話内容を自動で録音。
★遠隔操作タイプはネット回線を通じて、外部のPCなどから遠隔操作をする。
通話内容やメール、SNSの書き込みも漏れてしまう。

●見られていますよ

マイク同様、スマホやノートPCには標準でカメラがついている・・・たいていは、ウイルスを送り込まれてこれらのカメラを遠隔操作で起動させ、のぞき見されるケースがあるという。

また、撮影した動画や写真をクラウドに保存する場合は、他人に見られる事を前提に・・・
クラウドの写真や動画が覗かれるのはまだいい方で、突然カメラが勝手に起動しリアルタイムで見られているパターンだ。

防犯カメラ、育児やペットの見守りカメラといったアプリなど、使わなくなったスマホをカメラとして使用中のスマホにリアルタイムで動画を転送するアプリがあるが、動画転送途中に誰かに盗み見されてる危険もある。
このような働きをするプログラムが組み込まれたアプリを知らず知らずのうちにインストールしてしまっているかも知れない・・・。

遠隔操作でのぞき見されないため、ノートパソコンのカメラ部分をシールなどで塞いでいるユーザーも多いそうだ。


もし、これらの情報が大型コンピュータに蓄積され、意識を持った人工知能によって情報が管理されているとしたら・・・・・・・

「2001年宇宙の旅」のHAL9000を想像してしまう・・・もちろんクレジットカードや暗証番号などのデータから、通話内容、そして個人の顔や音声・指紋あらゆる個人情報が大型コンピュータに蓄積されているとしたら恐いよね・・・・・・・

ある日、iPhoneのFaceTime(ビデオ通話)が鳴った。

画面には遠くに住む親友の顔が・・・・・・「it's been so long, how are you?」
聞きなれた懐かしい声が聞こえてきた。

FaceTimeの向こうには冷たく光る人工知能があった。