2023.7
 

 

File number 071

日本UFO奇譚A
介良UFO事件
(高知県)


証言をもとに作られた模型/「UFOと宇宙」より

介良事件とは、1972年に高知県高知市東部の介良地区で中学生たちが小型未確認飛行物体を捕獲した事件です。
※介良小型UFO捕獲事件とも呼ばれている。

この事件は高知県内外で話題になり、全国的な注目を集め、UFO研究家や作家などによって取り上げられ、多くの書籍やテレビ番組などで紹介されました。
2023年の今年で51年目となり、事件から半世紀が過ぎ、少年達も60歳を超えました。

事件は1972年の夏休みが終わり、新学期が始まったばかりの、夕暮れ前におきました。
それは、19時頃 中学2年生の友人同士3人(瀬尾君、森君、小島君)が帰宅している時でした。
1人が打ちっぱなしゴルフ場手前の田んぼの中に光る物を発見。
青白く光る物体に近寄っていくと、突然物体は動き始めたといいます。
彼らの目線あたりまで物体は浮遊ました、彼らは恐怖のあまり一目散にその場を去ったそうです。

後日、少年たちは捕獲した小型UFOの寸法など記録しています。

当時、「木曜スペシャル」や「11PM」などで取り上げられ全国的に有名になりました。
木曜スペシャルでは、UFO研究家の矢追純一氏が現地調査に乗り出すほどの騒動になりました。

YouTubeにアップされている、当時の報道。
https://www.youtube.com/watch?v=l0wsFlq2IR0

最初の発見から1ヵ月後のある日、学校の先生に見せようと彼らは仲間の 一人の腕にその物体を縛り付けて運んでいる途中、腕を引っ張られた感覚を覚えると同時に円盤状物体は姿を消していました。
その後、その物体は姿を現さなくなったそうです。

事件の真相については、UFO研究家や専門家の間でも解明されていない点が多く、論議が続いています。

2020年4月には『世界の何だコレ!?ミステリー』で「介良事件」が取り上げられました。

この説によると、当時、大人の証言が「銀色に塗られた煙草盆の様だった」といっており、後に証言と酷似した鋳物製の灰皿の存在が確認されています。
※煙草盆/江戸時代から使われていた、煙草の葉とキセルと灰入れ等を1つの箱にまとめる道具です。
その煙草盆の灰皿部分が少年達の捕獲した小型UFOの形に大変に似ているものが見つかっています。

煙草盆の直径や高さは、少年たちが捕獲した小型UFOにそっくりで、しかも裏側のフタの部分には灰を落とすための穴や飾り模様が付けられています。

この灰皿をひっくり返すと、介良小型UFOのような形になります。

UFOを捕獲したのは、中学1年生2人と中学2年生7人の計9人。

現在、「介良事件」のその後について当時の関係者たちからは、はほとんど聞かれません。

はたして少年達は本当に小型UFOを捕獲したのでしょうか?

事件現場(現在)。