1851年6月5日号の「サイエンティフィック・アメリカン誌」は、アメリカで奇妙な金属容器が発見されたという記事を掲載した。
記事によると、マサチューセッツ州ドーチェスターの岩山で建設工事が行われていた際、岩にダイナマイトを仕掛けて爆破した。
すると、岩の破片の中に、2つに割れた金属容器が見つかったという。
割れた部分の断面は、まだ新しく、今回の爆発で割れたことは間違いない。
2つを合わせてみるとぴったりと合い、高さ約12cm、底面17cm、口の直径が6cm、金属の厚みは3mmほどの容器となった。
材質は銀を多く含んだ合金で、外側には多くの花柄模様が彫刻されていた。腕のいい職人が彫ったもののようだ。
この金属容器が埋まっていたのは地下5mの礫岩層のところで、この辺りの堆積層は、数万年前から200万年以上前の地層である。
200万年前といえば、地球は氷河期の時代に当たるころで、人類は猿人から原人に進化をとげつつある段階であり、もちろん彼らにこのような物を作れる技術はない。
この金属容器の正体は、一体何なのだろうか。
幻のムー大陸やアトランティス大陸の遺物ではないかとの説もある。
この金属容器が本当に200万年前の地層から発見されたとすれば、それは非常に驚くべき発見である。
人類がまだ猿人から原人に進化していない時代に、このような高度な技術を持つ文明が存在していたとは、考えにくいことだ。
ムー大陸やアトランティス大陸は、伝説上の大陸であるが、もしこれらの大陸が実在していたとすれば、この金属容器は、その文明の遺物である可能性が高い。
しかし、この金属容器が本当に200万年前のものなのか、それとも、より最近に埋められた偽物なのか、はっきりとはわからない。
その後の調査はどうなったのだろうか?