2016.1

 

なぜ 今 ジョン・タイターなのか?
2001年消息を絶った ジョン・タイターのメッセージが
今 世界情勢をみると、現実になろうとしている。

■2036年から来た男、John Titorとは・・?

2000年11月2日、米国の大手ネット掲示板に 「2036年からタイムトラベラー」と自称する男からの書き込みに始まる。

John Titor
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Registered: Jan 2001
Posts: 78
Greetings. I am a time traveler from the year 2036. I am on my way home after getting an IBM 5100 computer system from the year 1975.

ジョン・タイターは、自分が乗ってきたタイムマシーンの操縦マニュアルやその装置の図解などを部分的ながら公開し始めた。
インターネット上で多くの人々と対話が進むにつれ、未来からやって来た理由や人類が遭遇することになる近未来、また時間線や世界線などの時空に関する専門的な理論などを次第に明らかにしていった。
そして4ヶ月後の2001年3月ジョン・タイターは「予定の使命を完了したので2036年の世界に帰還する」と宣言し、消息を絶った。

●その間のアップロードされた資料などは下記のサイトで見る事ができる。
http://www.johntitor.strategicbrains.com/TimeMachine.cfm

2003年に発行された、「JOHN TITOR A TIME TRAVELER'S TALE」(タイターの発言ログをまとめた書籍)にはタイターの母親を名乗る人物から寄せられた手紙や、彼女からタイターに関する全資料を受け取った弁護士の話などが掲載されている。

■未来からやって来たJohn Titorの任務とは?

ジョン・タイターの任務は、まず1975年に存在した古いコンピューター IBM 5100の入手のため1975年に行く事だった。
なぜタイターがこの任務を任された理由について、「祖父がIBM5100の開発に携わっていたため」と 彼自身が書き込んでいる。
IBM 5100には、マニュアルにはないコンピュータ言語の翻訳機能があることが2036年にわかったという。
(事実IBM 5100には内部でSystem/370のエミュレーションをおこなっており、メインフレーム上のプログラムのデバッグに使用できる機能がある。)

彼の使命は、2年後に迫っている2038年問題(2038年にWINDOWS NT系をUNIXに使用されているOSにトラブルが起きる)に対応するため、過去から受け継いだコンピュータプログラムをデバッグするためにIBM5100が必要なのだという。

※2038年問題・・・C言語を使って開発したシステムをUNIX環境で利用している場合に、グリニッジ標準時の2038年1月19日3時14分8秒を過ぎると、システムが正しく時刻を認識できなくなる問題。
※IBM510O型に古いプログラムを読み取る機能があることは、マニュアルにすら掲載されていない事実で'ジョンの発言以前はほとんど知られていなかった。
後に米IBM社の元エンジニアがアメリカの地方紙のインタビューでその隠された機能の存在をはっきりと認めている。
IBM5100型の古いプラグラム言語を読み取る機能と特性は『偶然の産物でその後の機種からはなくなった』とまで断言している。

IBM510O型

■John Titorが公開したタイムマシーン

ジョン・タイターは多くの資料や画像をネットにアップした。
タイムマシーンは乗り物ではなく、ゼネラルエレクトリック製の重力制御装置であ。


ジョン・タイターが公開したタイムマシーンの主要部(テクニカルマニュアルのスキャンだろうか?)


車の助手席に置かれたユニット


■John Titorの残したこれからの出来事

ジョン・タイターがインターネットで公開したのは、2000年11月〜2004年3月までの4カ月間で、これらの出来事が起きる2〜4年前である。

●既に実現したとされるメッセージ
・イラクが核兵器を隠しているという理由で第2次湾岸戦争が勃発、核兵器は発見されない。
・アメリカ国内にも狂牛病(BSE)が発生する。
・中国人が宇宙に進出する。
・新しいローマ法王が誕生する。
・アメリカの内政悪化(イラク戦争やハリケーン被災者救援対策の遅れから、アメリカ内政悪化)
・IBM5100は、APLやBASICが普及する前に書かれたIBMのプログラミング言語も解読できる事が判明する。

●はずれたメッセージ
・2000年問題によって起きた災害や混乱が、後の内戦の火種となる。
・アメリカでは2005年に内戦が始まる。
・2008年に日本で、平成関東大震災が起こる。
・2008年の北京オリンピック中止
・2011年アメリカ合衆国政府解体
・2015年以前 日本、台湾、朝鮮の中国強制併合
・2015年に世界戦争が起こり、30億人近くの人が死んだ。

●今後起こるメッセージ
・西側諸国の情勢は極めて不安定になり、中国の拡大を進めてしまう。
・2020年 地球上の国の殆どが、社会主義国家になる。
・2034年 タイムマシンが実用化。

■ジョン・タイターのいた2036年の世界とは・・・・
アメリカは2004〜5年頃から国論が二分され、政府側は公民権を無視するようになり、軍事警察国家になった。
そこで地方の反乱軍が決起して都市部の政府軍と戦う内戦が勃発したという。

この内戦が数年続いた2015年、ロシアが不意打ち的にアメリカの主要都市を核攻撃し、アメリカも即座に反撃、全面 核戦争が勃発。オーストラリアや中国もロシアの核に破壊。
ヨーロッパもアフリカも巻き込まれ世界中が破滅に瀕したところで第3次世界大戦は終息。
この短い期間の第3次世界大戦(核戦争)で、世界の人口は半減。
生き残った人々は各地で半自給自足の小共同体を作り、農業生産と伝統文化の復興にいそしんでいる。
放射能汚染や病気の蔓延で環境が悪いので、食料や生活物資はそれぞれの地元で生産され、公平に分配されている。
ジョン・タイターは現代に現れる直前の、自分の生きていた世界をこう語っている。

この未来から来た男が掲示板に書き込んだ事は真実なのだろうか?

 

ジョン・タイターの真相

2001年、ジョン・タイターが、 2036年に帰還してしまってから2年後………2003年。
ケイ・タイターというジョン・タイターの母親だという女性が ある法律事務所を訪れる。
彼女は1998〜2001年まで、未来から来たジョンと過ごしたという。
その証拠として、 写真・書類、そしてジョンがタイムマシンで未来に帰る時のビデオテープを提出した。

イタリア国営放送は、〈ジョン・タイター騒動〉の真相を追及する為に番組を制作した。
現在、YouTubeで見る事ができる。

●ジョン・タイターを追って 1/22:19
ジョン・タイターって何物?という人の為への再現フイルム
https://www.youtube.com/watch?v=jZx8MTMqfuU
●ジョン・タイターを追って 2/32:40
ジョン・タイター現象の真相究明ドキュメンタリ−
https://www.youtube.com/watch?v=uxzru5ej2TU

●ジョン・タイターを追っての内容は・・・・

イタリアのテレビ局は、ケイ・タイターと2008年、当時10歳の幼いジョン・タイターを探す為にアメリカ、フロリダ州に飛ぶ。
そこで、 アメリカの有能な私立探偵マイク・リンチに捜査を依頼するが、ケイ・タイターも、ジョン・タイターの戸籍も存在しなかった。

私立探偵マイクは、元ディズニーの顧問弁護士で、ジョンタイターの家族の顧問弁護士と財団の理事を務めるラリー・ハーバー 弁護士辿り着いた。

インタビューでハーバー弁護士は、「ケイ・タイターとは電話でしか会話した事がない。」
未来に帰る時のビデオテープなどについては、「私の見た限り本物だが、これ以上は話せない。 絶対喋るなと言われている。」と答えた。
インタビューには、ニューヨークからやって来た情報工学のエキスパート、IT関連の仕事をしている弟のリチャード・ハーバーが同席していた。
番組ではこのリチャード・ハーバーこそ、 ジョン・タイターの正体ではないかと・・・・。

テレビ局の調査で明らかになった事実、ジョン・タイターや母親などの戸籍関連の記録もなく、実際に彼らを見た人間がいない。
ジョン・タイター財団の事務所はなく、郵便物受け取りの住所も私設郵便私書箱。
ビデオ、録音、その他の証拠となるようなものはいっさい存在しない。
ジョン・タイターの実在を主張しているのは、ラリー・ハーバー弁護士だけで、ジョン・タイターに関する著作権のすべてを管理していること。

仮に、この弟のリチャード・ハーバーがジョン・タイターの正体だとしたら、科学者でさえ納得させるようなタイムマシーンの構造や機密事項だったIBM5100の知識をどこでてにいれたのだろうか?
ジョン・タイターは、IBM 5100の入手のため祖父のいる1975年に行った後、タイターの生まれた1998年から2001年の間、両親もとに立ち寄った目的は、家族と自分の戸籍を消すためだったのだろうか?