2016.5
 

 


File number 010

時間旅行者は実在する?
(time travel)

ウェルズの『タイム・マシン』 など、 映画などSFの題材として使われるタイムトラベル。
必ずしもタイムマシンは必要ではなく、超能力や超常現象によるタイムトラベルなども含まれる。
実際にそんなことは可能なのだろうか? 今の科学力では実現できないとされている。

しかし、その時代にはありえない奇妙な写真やフィルムも出回っているのだ。



●2036年からやってきた男ジョン・タイター

2000年の11月4日にアメリカの大手掲示板にとつぜん現れた2036年から来た男ジョン・タイター。
そして、2001年の3月24日に「予定の任務を完了した」として突然未来への帰還を報告、それ以来掲示板からは姿を消してしまった。

ジョン・タイターが掲示板から消えて2年後の2003年、母親のケイ・タイターという女性がフロリダの弁護士事務所を訪ねてきた。
彼女はジョン・タイターが自分の子供であることを明かしたのだった。

彼女はジョン・タイターが未来に戻る前に残した写真や書類、そしてビデオテープなどを提出した。
そのビデオテープには彼が未来へ戻っていく様子などが収められていたという。

詳しくは、「2036年から来た男、ジョン・タイター」 
こちら

●株で大儲けをした未来人

2003年1月28日、アンドリュー・カールシンという男性がインサイダー取引の疑いで FBI に逮捕された。
アンドリュー・カールシンは、800ドルの元手を株の取引によって、2週間で3億5,000万ドル以上の価値のある有価証券を増やしたという。
逮捕されたカールシンは「なぜ短期間に巨万の富を築くことができたのか?」と捜査官の問に、「私は2256年からやってきたタイムトラベラーです」と答えた。

2256年の世界の未来からやってきたカールシンは、この時代の株価の動きがすでにわかっていたと白状したのだ。
株式市場の歴史を知っているタイムトラベラーは、その知識を利用して金儲けをしているそうだ。

カールシンは、タイムトラベラーということを証明するために、アメリカがイラクに侵攻する日を予言、オサマ・ビン・ラーデンの居所など教えたという。
FBI はカールシンの2002年12月以前の彼の行動をたどろうとしたが、誰一人として彼の関連情報を得ることができなかった。

2003年2月25日付けのアメリカの大衆紙『ウィークリー・ワールド・ニュース』にカールシンが未来からやってきたという記事が掲載された。

その後、2003年3月に釈放されたという。



●1928年の映画に歩きながら携帯電話を使う女性が・・・

チャーリー・チャップリンの1928年の映画『サーカス』の中で、歩きながら携帯電話で話をしている女性が・・・・・・

詳しくは、「チャップリンの映画にタイムトラベラー」 
こちら→



●フィラデルフィア計画

1943年10月28日、アメリカ海軍の護衛駆逐艦エルドリッジを敵のレーダーから回避するためのステルス実験が行われた。
この実験でエルドリッジ号はフィラデルフィアから忽然と姿を消し、同時刻、2,500km以上も離れたノーフォークの軍港に姿を現していた。

数分後、再びエルドリッジ号はフィラデルフィアに戻ってきた。
しかし、ノーフォークの軍港に姿を現していた時間は、なんと6時間だという。

戻ってきたエルドリッジ号の船内は、異様な現象が起こっていた。
甲板や壁のあちこちに突き刺さるように人間の体が埋まり、船内の実験用機材は高熱で溶けていたという。

行方不明・死亡16人、発狂者6人。
影響を受けなかったのは、鉄の壁に守られた機械室にいた、一部のエンジニアたちだけだった。

ノーフォークの軍港には6時間も姿を現したのに、フィラデルフィアには姿を消して数分後に戻ってきたのか??

そして同年、実験の継続を断念し、フィラデルフィア実験を重要軍事機密として封印した。



●現在から100年前にタイムスした男?

この写真はカナダ・バンクーバーにある古本屋で手にした「The Cape scott story」という本に載っていたという。

1917年に撮影された写真だが、周りの人とは違う男性が写し出されていた。

まわりの者はほとんど帽子をかぶっているが、かぶっていないこの男性は、 ヘアスタイルがこの時代にしては斬新だ。
そしてシャツもこの時代にはまだないTシャツを着ている。

写真左側に座っている男性が驚いたようにこの男性を見つめているのだ。


●1940年の写真に写りこんだ現代風の男

1941年、カナダはブリティッシュコロンビア州ゴールドブリッジにある、サウス・フォークス橋の再開式典の様子を撮った写真に、その時代には似つかない風貌の男が映っていた。

画像右に写っているサングラスをかけ、 周りとは明らかに違った服装をしている。
手には小型カメラのようなものを持っている。
しかし、マークの入ったシャツ(セーター)は1940年にはあり、同じようなサングラスもあった。
カメラはコダック社のフォールディングポケットと 呼ばれるモデルが似ているという。

タイムトラベラーが無名の橋の開通式を見に来るのもどうだか・・・・


●携帯電話で話をする女性



1938年にマサチューセッツ州にある企業・デュポン社の通信機器工場で撮影された映像。
確かに女性が携帯電話らしきものを耳にあて歩いている。

イギリスのタブロイド紙によると、この女性はゲルトルートさんとのこと。
ゲルトルートさんは撮影されたときのことをよく覚えており、彼女が手にしていたのは第二次世界大戦中に開発された「無線電話」の試作品の通話テストを行っていたというのだ。

あきらかにわかる合成写真やその時代にはないと思われていたものが実はすでに当時あったり、現代人からみれば携帯電話やスマートホンに見えてしまうことが多い・・・・

この写真は、1911年にルイス・ハインという写真家によって撮られたもの。
右端の男性は携帯でメールを打っているようにみえる。